【ORK Framework】コンソールの表示
イベント作成時にコンソール表示ができるとデバッグが楽になるのですがやり方調べるのに意外に時間がかかりました。 公式サイトにやり方の記載がなく、フォーラムのほうを見ながらこんな感じかなというのをメモ。
1.コンソール設定
Game > Console Settings
「Use Console」にチェックを入れておく
※Unity Console OutputでUnityのコンソールに出力できる(これだけでもよいかも)
2.HUD設定
Menus > HUDs
Addボタンで新規にHUDを作成し、HUD TypeをConsoleにする。GUI Boxは適当に。
※コンソール出力にHUDの設定が必要という事になかなか気づけなかった……。
3.イベントでコンソール出力
ここでは例としてゲーム開始時イベントに「Add Console Line」ノードを追加
このノードで任意のテキストを出力可能。Text Codeを使って変数の値とかも出せる。
4.実際のゲーム画面での表示
こんな感じで表示されます。
01.プロジェクトのセットアップ
いよいよチュートリアル開始です。
ORK Framework公式サイトで公開されている以下に沿って実施していきます。
基本的に1記事で1つのチュートリアルを進めていきます。
今回の記事ではプロジェクトのセットアップになりますね。
公式をなんとなく日本語訳して手順っぽくしていきます。
公式の部分そのままな箇所は赤字。それとは別に私見を書くときは黒字にしようと思います。
プロジェクトの作成
- チュートリアル用のUnityパッケージファイルをダウンロード
(http://resources.orkframework.com/downloads/GameTutorialResources.unitypackage) - Unityを起動して、新規プロジェクトを作成
- ダウンロードしたパッケージをD&Dしてプロジェクトにインポート
ビルド設定
- ProjectタブのAssets/Tutorial Resources/Scenesを選択
- Unityのメニューから File > Build Settingsを開く
- Scenes配下の全てのシーンをBuild SettingsにD&D
- Build Settingsを閉じる
ORK Frameworkのインポート
-
ORK Framework本体をダウンロード
http://resources.orkframework.com/downloads/ORKFramework.zip
- ダウンロードしたzipファイルを適当な場所に解凍する
- Unityのメニューから Assets > Import Package > Custom Packageを開く
- 解凍したORK FrameworkのPackageファイルをインポートする
- Unityのメニューから Window > ORK Framework を開ける事を確認する
ゲームスターターの設定
-
Unityのメニューから File > Open Sceneを選択
- Tutorial Resources/Scenes/0 Main Menuを選択
- Unityのメニューから Window > ORK Scene Wizardを選択
- ORK Scene WizardのウィンドウでAdd Game Starterを選択
- InspecterタブにGame Starterが追加されたのを確認したらシーンを保存する
以上で最初のチュートリアルが完了です。
ORK Frameworkを使用する理由
チュートリアル実施の前に、なぜORK Frameworkを使うかというお話です。
一言で言うなら、やりたいことが一番簡単に実現できそうという単純な理由です。
ちなみにやりたいことは、3Dマップを2Dキャラが動くPS初期のようなゲームです。
DQ7とかゼノギアスとかをイメージしてもらえれば、わかりやすいかなと思います。
最近だとオクトパストラベラーがまさにコレだよコレ、といったところです。
また完成したら同人イベント等で頒布したいと考えているので、せっかくならツクールやウディタではできないことをしたいという事もありました。
そんな動機でゲーム作成を始めましたが、初めはかなり苦戦しました(今もですが)
当初はUnityすら使っておらず、DXライブラリで作成していました。
なんとか3Dマップを作成し、キャラクターを動かせるようになったものの、私の技術ではそこから先を実装するのは厳しいと断念しました。
その後、Unityでの作成を試みました。Terrainでマップが簡単に作れることや、フレームワークとスクリプトが上手く組み合わせられることに感動したものの、RPGとして必要なデータの管理でつまづきました。
RPGのシステムを一から組み上げることの困難さに直面しました。きちんと仕様書を書けばできるかもと思ったこともありましたが、そもそもドキュメントを書くのも大変で挫折しました。
ここに至って自分が求めていたのはUnityの機能で3Dゲームを構築でき、ウディタのようにRPGで必要なデータを管理してくれるものだと気づいたのです。
そこで出会ったのがORKframeworkでした。
最初に見たのは確か↓の動画です。デモ動画ではキャラクターも3Dですが、公式サイトを見る限りでは2Dも使用可能なことがわかり、これだ!と思いました。
日本語の資料がほとんど見つからないのが不安でしたが、これ以外に選択肢はないと腹を括りました。
次からいよいよチュートリアル(Google翻訳先生との二人三脚で)への挑戦が始まります。
ブログの目的
はじめまして、東方Projectを中心に同人活動をしているサークルIcoreateの如月日向です。
このブログは同人サークル活動の中で、調べたことをメモするために作りました。
形にしたら後で見返せるし、モチベーションアップに繋がるかなーという期待もあります。
(外部に公開するようにしないと、サボってしまうというのもある)
当面は現在作成中のゲーム「椛の白狼英雄譚」の作成に関する技術者メモになる予定です。
Unity及びUnity上で動作するRPG作成フレームワーク「ORK Framework」を使用して作成中であるため、主にそれらに関する技術メモになります。
特にORK Frameworkについてはまだまだ学ばないといけない点が多いためまずは公式サイトのチュートリアルの実施から始める予定です。
ちなみにゲームは↓のような感じです。
【C92告知】今回は既作のみでの参加となります。本当は下画像みたいな3Dマップを2Dキャラが動く感じのRPGでなにかしら出したかったのですが色々間に合わず……。次参加するときには体験版くらいは出したいっ。 pic.twitter.com/gmrqMpZeEM
— 如月日向 (@h_kisaragi) 2017年8月10日